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『失敗の本質』を語る
『失敗の本質』は、日本が第2次世界大戦(同書では大東亜戦争という呼び方に統一しています)で敗戦を喫した原因を解明し、教訓を引き出した著作で、長く読み継がれている名著です。新型コロナウイルスの感染爆発、環境破壊や自然災害の拡大、世界各地での軍事的な緊張の高まりなど、「安心・安全」とはほど遠い世界の中で、日本政府や企業は国難に十分に対応できているでしょうか。 同書が浮き彫りにした日本軍の構造欠陥は、残念ながら、現代日本の様々な組織の中にも見受けられます。同書は日本軍の敗因分析から様々な教訓を引き出し、勝てる組織になるための方法を提言していますが、なお実行できていない組織が多いのが現実です。今こそ、同書を読み直し、混乱の時代を乗り切る知恵を吸収するときではないでしょうか。そこで、著者の一人で、完成に至るまでのプロセスを主導した野中郁次郎・一橋大学名誉教授に同書誕生の背景や、その後の戦史に関わる研究の軌跡について語ってもらったのが本書です。 本書は、戦争に関わる研究の出発点であり、ベストセラーとなった『失敗の本質』(1984年)が生み出された経緯からスタートし、『戦略の本質』(2005年)、『国家経営の本質』(2014年)、『知略の本質』(2019年)へと展開する戦史に関する研究の広がりを俯瞰するもの。既刊本の概略を紹介するにとどまらず、野中氏が何を考えながら、どのように戦史に関わる研究を深めていったのか、自身の経営理論とどのようにリンクしてきたのかを、野中氏自身の言葉で解説してもらいます。野中氏自身の「知識創造プロセス」を解明する試みでもあります。
| 著者 | 野中 郁次郎 / 前田 裕之 |
|---|---|
| シリーズ | 日経プレミアシリーズ |
| 発行年月 | 2022/05 |
| 出版社 | 日経BP |
| ジャンル | ビジネス(社会/法律/経済/経営) |
| 関連サイト | https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/22/04/25/00117/ |
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